Xilinxは11月14日(米国時間)、世界規模のクラウドサービスプロバイダがアクセラレーションプラットフォームの迅速な開発/展開を可能にするテクノロジスイートとして、FPGAをベースにした「リコンフィギュレーション可能アクセラレーションスタック」を発表した。

同スタックには、ライブラリ、フレームワークとの統合、開発基板、OpenStackサポートのほか、クラウドコンピューティングワークロード用に設計された数学ライブラリ、主要なフレームワーク(機械学習向けのCaffeなど)を統合したアプリケーションライブラリ、高密度サーバ向けPCIeベース開発ボードおよびリファレンスデザインが含まており、これらを活用することで、x86サーバ CPU比で40倍高い演算効率を提供するほか、競合FPGA比でハイパースケールデータセンターの機械学習における推論の演算効率を2~6倍高めることを可能にするとしている。

なお、同スタックは、すでにすべての主要クラウドサービスプロバイダーにおいて利用可能だという。

Xilinxの「リコンフィギュレーション可能アクセラレーションスタック」の概要