リクルートスタッフィングはこのほど、「家事に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は9月30日~10月2日、子持ちの共働き世帯の既婚男性・女性、子持ちの専業主婦の合計400名を対象にインターネットで実施したもの。

負担に感じている家事を教えてください

共働きママ200名、専業ママ100名に、負担に感じている家事について聞いたところ、全体の72.3%が「掃除」と回答した。現在の自分の家のきれいさは、理想のきれいさと比較してどのくらい満足できるかという問いには、57.7%が「不満」「満足していない」と答えている。

共働きママに、掃除をしなければならないとき、自分の仕事と比べてどちらがストレスに感じるか尋ねたところ、36.5%が「仕事よりもストレスを感じる」と回答した。また、「掃除の負担は仕事と同じくらいストレス」と28.0%が答えている。

(共働きママに)掃除をしなければならないとき、自分の仕事と比べてどちらがストレスに感じますか

掃除ができずに家が散らかっているときに感じる影響を聞くと、53.7%が「イライラしたり、リラックスできない」、40.3%が「片付けられない自分をダメだと思い自己嫌悪に陥る」と回答した。「子どもが片付けをしなくなる」(34.7%)、「子どもや自分の友人などを家に呼べなくなる」(34.3%)といった意見もあった。

自分の家がきれいではない、散らかっていると思うときに、自分や家族に与える影響

掃除が原因で、夫婦喧嘩(イライラ、言い合いや険悪なムード)になったことがあるか尋ねると、50.7%が「よくある」「ときどきある」と回答した。ケンカになった理由について聞くと、36.3%が「キレイの基準が違う」、25.3%が「掃除に協力的ではない」、20.7%が「掃除の手順が違う」と答えた。

掃除が原因でケンカになった理由

掃除が原因になったケンカの具体的なエピソードを聞くと、ママ側からは、「全然きれいになってなくて二度手間になる」「キレイの基準がパパのほうが高く、私が掃除したあとにやり直しされた」「お互い仕事をしていて忙しいのに、掃除は女性がやることだと思っている」などのコメントが寄せられた。

パパ側からのコメントは、「掃除機のかけ方が雑だと指摘され、最初からやり直しさせられた」「頼んでいながら口出しをしてくる」「ついつい妻の掃除にダメ出しして、口論になる」といったものだった。