CCCマーケティングは11月15日、ポイントカードやスタンプカード、クレジットカードなど財布の中にある各種カードを1つのアプリに集約し、アプリ経由で利用できる共通プラットフォーム「スマホサイフ」において、電子スタンプサービスを追加した。新サービスはNECネッツエスアイからの機能提供を受け、一部を除く日比谷花壇の店舗で初めて導入する。

電子スタンプサービスの利用イメージ

同サービスにより、日比谷花壇の利用客はスマホサイフに同店のスタンプカードを登録した後、スマートフォンでスタンプカード画面を表示し店頭で提示すると、画面に電子スタンプを押印する。同サービスの開始で、スマホサイフではポイントカードやプリペイドカードに加え、スマートフォンでスタンプも貯まるようになる。

また、同社は電子スタンプサービスを導入する企業に向け、スマホサイフの顧客基盤を利用するマーケティング・サービスを提供。導入企業は、利用客の利用状況に応じたクーポン配信などのCRMの実施が可能になるという。

同サービスは、2016年冬に洋菓子専門店および居酒屋チェーンでの導入、また2017年春にはラーメンチェーンでの導入を予定し、そのほか多くの企業が検討しており、今後さらに提携先の拡大を予定している。

同社は、スマホサイフのアプリが、多様なカードを集約する共通プラットフォームとして国内におけるデファクト・スタンダードとなるよう、新たな顧客価値の創造を図っていく。