独Siemens(シーメンス)とMentor Graphicsは11月14日(独時間)、シーメンスがMentorを買収することで合意したと発表した。

買収額は1株あたり37.25ドルで、買収総額は約45億ドルとなる見通し。すでにMentorの取締役会は、同買収に合意しているという。

今回の買収により、シーメンスは同社のデジタルエンタープライズソフトウェアポートフォリオに、Mentorが提供してきた半導体や組み込み、自動車向け設計ソリューションを自社のPLMソフトウェア事業に加えることになる。これらのソリューションについてシーメンスでは、特に自動運転時代のコネクテッドビークルの実現には不可欠な技術であると説明している。

シーメンスでは、買収完了後の4年間でEBIT(Earnings Before Interest and Taxes:税引前利益)で1億ユーロ以上のシナジー効果が得られるとしている。なお、買収取引の完了は、2017年第2四半期になる予定だという。