Xilinxは11月9日(米国時間)、 HBM(High Bandwidth Memory)およびCCIX(Cache Coherent Interconnect for Accelerators)を搭載したFPGA「16nm Virtex UltraScale+」を発表した。

同製品は、HBMを採用したことで、DDR4 DIMM比で20倍の高帯域幅を実現しつつ、1ビットあたりの消費電力を4 分の1に抑えることを可能としたもので、機械学習やイーサネット接続、8Kビデオ、レーダーなどの高いメモリ要件が要求されるアプリケーション向けに開発されたと同社では説明している。

また、 CCIX IPの採用により、任意のCCIX対応プロセッサに演算アクセラレーションアプリケーションを割り当てることでキャッシュコヒーレントアクセラレーションを実現することも可能だという。

なお同社では、これまでの16nm Virtex UltraScale+ファミリの出荷実績などを踏まえ、HBM採用Virtex UltraScale+ファミリについて、低リスクでHBM統合方法を提供するソリューションになるとコメントしている。

HBMとCCIXを搭載した16nm Virtex UltraScale+ FPGAの概要