ゼネラルモーターズ・ジャパンは10日、シボレーの新型「コルベット グランスポーツ」を発売した。1960年代からサーキットで数々の伝説を残した「グランスポーツ」は、日本では5年ぶりの復活となる。また、これを記念する限定車「コルベット グランスポーツ ヘリテージ」も同時に発表され、11~22日(Webサイトでは22日20時まで)の期間限定で購入予約受付を開始した。

シボレー「コルベット グランスポーツ」

「グランスポーツ」は、スポーツカーレース参戦をめざし、1963年に5台のみ製造された特別なコルベット・プロトタイプに与えられた名称。これまで第4世代(1996年)と第6世代(日本では2012年導入)のみに存在した特別なモデルだ。

ル・マンで勝つことを目的に製作されたプロトタイプのコンセプトを継承した新型「グランスポーツ」は、「コルベット」史上で最も純粋なスポーツモデル。466PSを発揮する6.2リットルV8エンジンに、軽量エアロダイナミクスボディやレース技術を最大限に活用したシャシーシステムを組み合わせ、操る楽しさを追求したハンドリングマシンとなっている。

メカニズムとしては、ドライサンプ潤滑システム、アクティブ・エグゾースト・システム、ワイドボディ、カーボン製ルーフパネル、フロント19インチ、リア20インチの専用アルミホイール、ブレンボ製6ピストン式キャリパーおよび370ミリディスクのブレーキシステムなどが採用された。

「グランスポーツ」の復活を記念し、限定車「コルベット グランスポーツ ヘリテージ」も発売される。15台のみの限定販売で、購入希望者多数の場合は抽選が行われる。

価格は、「コルベット グランスポーツ クーペ」の7MTが1,210万円、8速ATが1,227万円、「コルベット グランスポーツ コンバーチブル」が1,287万円。「コルベット グランスポーツ ヘリテージ」はブラックとホワイトが1,243万円、イエローが1,255万9,000円(すべて税込)。