金沢工業大学と日本IBMは、IBMのコグニティブ・コンピューティングを活用した学生の自己成長支援システムの構築で協力を行うことを発表した。

この取り組みでは、人工知能技術を用いて正課および課外における膨大な学修成果を評価・検証し、それに基づいて学生一人ひとりにあった学修機会を的確かつタイムリーに提供するシステムの構築を実施。こうした自己成長の支援を行う仕組みを有した同学の次世代キャンパスを「コグニティブ・キャンパス」と定義し、その実現を目指していく。

同学は文部科学省の「平成26年度大学教育再生加速プログラム」に採択され、授業で学ぶ内容と課外教育プログラムとの関連を明示するeシラバスの運用を2016年度から本格的に開始した。学生一人ひとりが大学で何を学び、そのために何をなすべきかを常に考え、実際の行動に移していくことが可能な"自主的、主体的な学びを支援する教育システム"の整備を進め、さまざまな学修成果がビッグデータとして蓄積されていく中で、そこに人工知能技術を導入することで、蓄積された学修活動を評価・検証するとともに、学生一人ひとりの自己成長を促す支援を可能とするシステムの構築を目指す。