サニーヘルスはこのほど、ダイエット情報発信サイト「microdiet.net」にて、調査レポート「本当に大丈夫? 知っておくべきお菓子に使われる様々な添加物(後編)」を公開した。

「天然着色料」でも、色素を抽出する際に化学薬品が用いられることがある ※イメージ

同サイトでは、市販のお菓子に使用されている添加物やその特徴について解説している。全編では、「乳化剤」「保存料」などについて紹介したが、後編では「着色料」や「香料」について説明している。

お菓子に色を付けるために使用される「着色料」は、天然着色料と合成着色料がある。お菓子に使われることが多い「赤キャベツ色素」「アナトー色素」「コチニール色素」などは天然着色料だが、色素を抽出する際に化学薬品が用いられることがあるため、天然だから安心と判断することはできないという。

「食用タール色素」は、「赤色2号」「黄色4号」などと表示される合成着色料。あめ、駄菓子、グミ、チョコレート菓子、かき氷シロップ、清涼飲料水などに使われる。アレルギーや発がん性が疑われており、種類により諸外国では禁止されているものも多数あるとのこと。食べた後に舌に色が付着していたら、タール色素だと考えていいという。

「カラメル色素」は、砂糖、ブドウ糖など糖類を原料にしているため、天然の着色料とされているが、中には亜硫酸化合物やアンモニウム化合物で処理されているものもあるとのこと。アンモニア化合物により生成されたものはわずかに毒性を持ち、国連のFAO(食糧農業機関)、WHO(世界保健機関)により一日許容摂取量が設定されている。

カラメル色素が使われている食べ物は、スナック菓子、パン、コーラ、プリン、ソース、缶コーヒー、三温糖、一部のしょうゆ、カレーのルー、黒ビールなど。

「香料」は、スナック菓子、チョコレート菓子、クッキー、あめ、ガム、ソフトキャンディー、ジュース、ペットボトルのお茶などに使われている。合成香料で現在許可されているものは2,500種にもなるが、種類を記載する必要はなく「香料」と一括表示することができるため、何が使われているのかは不明であるとのこと。

現代の食生活から添加物を完全に除去することは難しいが、少しの心がけで摂取量を減らすことはできるという。そのポイントとして、「なるべく手作りする」「炭酸飲料・ジュースよりお茶や水を飲む」「袋入りの菓子パンは避ける」といった点を挙げている。

詳しくはmicrodiet.netの最新の記事「本当に大丈夫? 知っておくべきお菓子に使われる様々な添加物(後編)」で解説している。