ソフトブレーンは11月8日、ソフトバンクロボティクスの人型ロボットである「Pepper」向けの受付アプリ「eレセプションマネージャー」に、IBMのコグニティブ・コンピューティング技術を利用し、利用客との自然な会話で人間に近い応対が可能な「eレセプションマネージャー for Guide」を提供開始した。価格は6万5000円(税別)、Pepperが2台目以降は3万5000円(同)/台。別途Pepperのレンタル料金が必要となる。

コミュニケーションのイメージ

新製品では、利用客とPepperの自然な会話の受け答えが可能となり、より人間に近い応対を実現している。

具体的には、利用客がPepperに「どこに行きたい」「誰に会いたい」などの用件を伝えると、IBM WatsonのAPIの1つであるNLC(Natural Language Classifier:自然言語分類)で用件を認識し、電話で適切な担当者を呼び出す、Pepperの音声とタブレットで場所を案内するなど自然なコミュニケーションができるという。想定利用シーンとして以下の4つの場面を挙げている。

  • 携帯電話ショップ:「携帯電話が壊れて」と言うと、担当者を呼び出し

  • ショッピングセンター:「トイレはどこですか」と聞くと、場所をタブレット画面で案内

  • レストラン:「子供が●●アレルギーなの」と言うと、ノンアレルゲン・メニューを表示

  • 企業の受付:「宅配便です」と伝えると、担当部署に連絡

そのほか、ホテルや官公庁、医療、介護などといった、多様な業種・業態での利用を想定している。