インターネットサービスやソフトウェア開発を行うDayzは、ChromiumをベースにしたWebブラウザ「Kinza 3.5.0」を2日、公開した。対応OSは、Windows 7/8/8.1、Mac OS X(macOS) 10.11、10.12。

Kinzaは、Google Chromeを支えるオープンソースブラウザ「Chromium」をベースに開発。マウスドラッグのカスタマイズの幅を広げる"スーパードラッグ"や"右押ししながら左"、"左押ししながら右"にジェスチャーを割り当てる"ロッカージェスチャー"などユーザーの声を随所に反映させた通好みのカスタマイズが加えられているブラウザ。

最新版となる「Kinza 3.5.0」では、Cromiumのメジャーバージョンアップ(54.0.2840.71)やMac OS X v10.11 (El Capitan)とmacOS v10.12 (Sierra)に対応している。また、タブバー縦置き時のモードの選択(「シンプル」/「ツリー」)を追加。ツリーを選択するとタブを階層管理でき、タブを数多く開いて活用するユーザーは一目で把握できるようになる。

「Kinza 3.5.0」でのタブ縦置き"ツリー"選択画面。同社公式ブログより

また、Kinzaではバグ報奨金プログラム「BugBounty.jp」と連携し世界中のホワイトハッカーからの脆弱性探索を8月17日から9月30日にかけて行い、5件の有効報告の全対応を行ったとしている。