フィンランドのFuturemarkは3日(現地時間)、VR対応のPC向けベンチマークソフト「VRMark」をリリースした。一部のテストのみが実行可能な無償版の「Basic Edition」と、すべての機能が利用できる19.99ドルの「Advanced Edition」、商用利用が可能な「Professional Edition」を提供する。なお「Advanced Edition」は、発売記念キャンペーンとして11月10日まで14.99ドルに割引して販売する。

「VRMark」は、利用するPCが「Oculus Rift」と「HTC Vive」を動作させるパフォーマンスを備えているか確認できるテストで、2016年4月にプレビュー版を公開していた。

テスト用のシーケンスとして、現行の「Oculus Rift」と「HTC Vive」のシステム要件に向けた、「Orange Room benchmark」と、それ以上のスペックと次世代デバイスに向けたより負荷の高い「Blue Room benchmark」の2種類をそろえる。「Basic Edition」は「Orange Room benchmark」のみ、「Advanced Edition」と「Professional Edition」はどちらも実行できる。また、テストは通常のディスプレイでも実行可能で、必ずしもVRヘッドセットは必要としない。

現行の「Oculus Rift」と「HTC Vive」に向けたOrange Room benchmark

次世代デバイスに向けたBlue Room benchmark。5,120×2,880ドットという非常に高解像度でテストを行う

最小システム要件は、CPUがデュアルコアCPU、メモリが2GB、グラフィックスが1.5GB以上のグラフィックスメモリを搭載したDirectX 11対応GPU。対応OSがWindows 7 SP1 64bit。

テスト結果ではスコアに加え、フレームレートやGPUクロック、負荷、温度なども表示される