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Googleは11月3日(米国時間)、「Google Online Security Blog: Here's to more HTTPS on the web!」において、HTTPSの利用率が上昇していること、および、こうした取り組みを加速させるための取り組みの一環として「HTTPS Usage|Google Transparency Report」により多くの情報を掲載するようにしたと説明した。GoogleはHTTPSの利用促進に今後も取り組んで行くとしている。

HTTPS Usage|Google Transparency Report」では、日本をはじめ米国、ブラジル、ドイツ、フランス、インドネシア、インド、メキシコ、ロシアのHTTPS利用率がグラフで掲載されている。米国がほぼ5割を超えるなど高い利用率を示しているが、ほかの国もそれに続いている。一方、こうした国と較べると日本におけるHTTPSの利用率は30%強と低い割合にとどまっている。

これまで通信のセキュリティを確保するという目的でHTTPSのプロモーションは何度も行われているが、業界が期待しているようには利用率が伸びない状況が続いていた。しかし、2016年後半に入ってからようやくHTTPSがトラフィックの過半数に達する国や地域が現れるなど、存在感が強くなってきている。今後もHTTPSを推進する取り組みが続けられ、今後も割合が増加していくものと見られる。