ゾーホージャパンは11月2日、サーバ・ネットワーク統合監視ソフト「ManageEngine OpManager」(マネージエンジンオーピーマネージャ、以下、OpManager)のオプションでアプリケーションのパフォーマンスを監視するAPMプラグインが実現する機能としてMicrosoft Azureの稼働状況とパフォーマンスを監視する機能の正式サポートを開始した。

Azureサービスの監視画面

APMプラグインは、OpManagerサーバー上にインストールすることで、Oracle DB、MS SQL、PostgreSQLやApache、IIS、Tomcat、エンドユーザーの満足度などアプリケーションのパフォーマンスを監視でき、統合コンソール上でアプリケーション監視を実現するOpManagerの追加オプション機能。

今回、新機能をサポートすることにより、OpManagerを利用中または検討中の、Microsoftのクラウドサービスを利用している国内ユーザーが安心して、Azure上にあるアプリケーションとロールインスタンスの可用性と稼働状況を短期間かつ容易に監視できるようになるという。

具体的にはAzureアプリケーションデプロイのエラーの監視や、Azureアプリケーションのリクエスト実行時間、拒否されたリクエスト、TCP接続の監視、リクエストの失敗、セキュアなファイルへのアクセスの失敗などイベントの監視を行う。

また、ロールインスタンスごとのCPU、メモリ、ネットワーク・トラフィックの監視、ロールインスタンスのオフライン、応答しないなどの重要ステータスの監視も可能としている。

メリットとしては、Azureアプリケーションのインフラをプロアクティブに監視し、エンドユーザーに影響が出る前にトラブルシューティングできるため、ビジネスのダウンタイムによるインパクトの最小化が可能なほか、Webロール、Workerロール、VMロールのパフォーマンスを視覚的なグラフやレポートで確認することができる。

さらに、エージェントが不要でセットアップに時間をかけずにAzureを監視でき、クラウドへの投資価値の最大化が図れるという。APMプラグインは25、50、100のモニター数に基づくライセンス体系となり、価格は税別で25モニターから、年間ライセンスが10万4000円(税別、サポート付)から、通常ライセンスが24万9000円(同、初年度サポート付)から。