Microsoft Edge

Webブラウザの動作をさらに高速化する技術として注目される「WebAssembly」の正式登場が近づいてきた。WebAssemblyの策定に取り組んでいるグループはWebブラウザベンダに対してWebAssemblyの実装を呼びかけており、主要ブラウザベンダはWebAssemblyを実装したプレビュー版を公開している。

Microsoft EdgeおよびFirefoxのプレビュー版は次のページから情報を取得できる。

Mozillaは処理速度を高速化する技術としてasm.jsを発表。WebAssemblyはこの取り組みをさらに進めたような内容になっており、サイズが小さいので読み込みにかかる時間が短く処理速度が速いという特徴がある。

WebAssemblyが主要Webブラウザで利用できるようになった場合、現在利用しているWebサイトやWebアプリケーションのさらなる高速化が期待できるほか、これまでWebアプリケーションとして実装することが難しかったアプリケーションをWebアプリケーションとして実装できるようになる可能性がある。

Web技術はすでにWebアプリケーションのみならずネイティブアプリケーションの開発においても主要技術として使われるようになっている。WebAssemblyはこうしたネイティブアプリケーションにおいても重要な高速化技術として利用でき、今後の展開が注目される。