セールスフォース・ドットコムは11月1日、B2Bマーケター向けに特化した分析を行うアプリテンプレート「Salesforce Wave for B2B Marketing」を提供開始すると発表した。

同社はデータ主導型でインサイトを提供するコンシューマーアプリのように事前に設定済んでいる、ビジネスユーザー向けに使いやすさを追求した分析製品「Wave Analytics」、ユーザーの役割に特化したアナリティクス用のアプリテンプレート群「Wave Apps」を提供している。

Salesforce Wave for B2B MarketingはWave Appsの第3弾となり、マーケティングチームとセールスチームが連携強化することを支援するという。

Salesforce Wave for B2B Marketingは、Salesforceとシームレスにつながるため、マーケターは、ダッシュボードの共有、タスクの割り当て、パフォーマンス向上のためのコラボレーションをあらゆるデバイスから行うことができる。

例えば、マーケティングの責任者は、Salesforce Wave for B2B Marketingでパイプラインを地域ごとに分析することによって、キャンペーンの効果を適切に改善でき、その際、イベントのパフォーマンスやWebセミナーへの参加率などの外部データを利用して、改善できる領域を特定できる。

さらに、マーケターは、パフォーマンス成果の低い領域を特定したら、イベントやメールによるナーチャリングキャンペーンなどのパイプライン生成活動を分析して、パフォーマンスと問題の原因について知ることができ、Chatterなどで分析結果をすばやく共有、チームとコラボレーションし、重要なリード向けにパーソナライズしたキャンペーンを作成して開始することも可能だとしている。

価格は、月額3万6000円から(税別、5ユーザーまで利用可能)。