リコーは11月1日、法人向けオンラインファイル共有・保管サービス「Ridoc Easy Sharing サービス」を同9日から発売し、Ridoc文書管理システムのラインアップを強化すると発表した。

「Ridoc Easy Sharing サービス」の概要

Ridoc Easy Sharing サービスは、ポータル・ソフトウェア「Ridoc Desk Navigator V4」をユーザーインタフェースとしており、クラウド上に文書を安全に保管することで、社内外の関係者とファイル共有を行うことができる。

Ridoc Desk Navigator V4の機能として、ファイル形式の異なる文書を案件ごとにバインドすることができるが、新製品ではバインドされた文書をそのままクラウド上に保管することが可能で、社内だけでなく社外とも案件ごとに文書を共有することができる。

また、セキュリティ対策として文書をクラウド上にアップロードする際にウイルスチェックを行い、暗号化して保存。このほか、ゲストユーザーが文書をダウンロードした際に通知したり、いつ・誰が・どの文書をダウンロードしたかをログで確認することも可能だ。図面・設計書や受発注文書などを顧客や協力会社とやりとりすることの多い製造業・卸売業のユーザーや、企業を横断するようなプロジェクトの際に有効活用できる。

主な特徴として「Ridoc Desk Navigator V4の操作性はそのままにクラウド上で文書管理が可能」「社外の担当者(ゲストユーザー)とも安全にファイル共有が可能」の2点を挙げている。

クラウド上で文書管理が可能なことについては、一覧表示とドラック&ドロップをベースとした直感的な操作性で誰でも活用できるほか、Ridoc Desk Navigator V4の持つ複数文書のバインド、PDF編集、スタンプ押印などの文書管理機能を組み合わせて利用が可能。さらに、これまで社内に保管していた文書をそのままクラウド上に保存できるため、BCP(事業継続計画)対策としても活用できるという。

社外の担当者(ゲストユーザー)とのファイル共有に関しては、URLとパスワードを付与することでゲストユーザーはインターネット・ブラウザをユーザーインタフェースとしてクラウド上に文書のダウンロード・アップロードが可能になることに加え、文書をクラウド上にアップロードする際にはウイルスチェックを行い、暗号化されて保存される。

そのほか、フォルダやユーザーごとに読み取りのみ・編集可能など詳細なアクセス制限をつけることを可能とし、ゲストユーザーが文書をダウンロードした際に、通知を受け取ることもできるほか、いつ・誰が・どの文書をダウンロードしたのかをログで確認を可能としている。

価格は、ディスク容量1GBで月額980円/ID(税別)、同5GBで月額3200円/5ID(同)、販売目標は年間1万5000IDを目指す。