GMOクラウドは10月31日、連結会社のGMOグローバルサインと共同で、クラウド型の電子契約サービス「GMO電子契約サービスAgree(GMO電子契約Agree)」において、契約相手方がメールアドレスさえ持っていれば契約締結できる「Agree締結[認印版]」を新たに開発し、GMOクラウドにおいて開始したと発表した。

これにより「GMO電子契約Agree」では、契約者双方の電子証明書による署名を必要とする証拠力の高い実印版「Agree締結[実印版]」と、契約相手が電子証明書を持たなくても署名ができる、サービス申込書や見積書・発注書などに最適な[認印版]が併用可能。

また、電子証明書はAdobeの署名形式(AATL:Adobe Approved Trust List)に対応しているため、GMO電子契約Agreeのアカウントを持たずとも、Adobe Reader上で署名の有効性を確認できる。

使用方法は、GMO電子契約Agreeの管理画面から契約を行いたい相手のメールアドレスを登録し、相手側に電子契約書のURLがメール送付する。相手側は、受け取ったメールのURLをクリックすると、契約内容の確認画面に遷移され、内容を確認し電子契約書に署名という流れとなる。

[認印版]は0円から始められる無料プランを用意。無料プランは、10契約/月、ユーザー数の上限は2人。有料プランは、契約数/ユーザー数に上限はなく、月額8000円。そのため、削減効果の大きい取引からスモールスタートし、徐々に利用範囲を広げていくことが可能となっている。