Analog Devices(ADI)は、Deterministic Ethernetの半導体/ソフトウェア・ソリューションベンダである米Innovasicを買収したと発表した。

IIoTの進展に伴い、産業分野でのイーサネットソリューション活用は年々、注目度が高まってきているが、それに併せて、より信頼性の高いリアルタイムイーサネット接続を実現する必要性がでてきている。今回、ADIが買収したInnovasicが提供するDeterministic Ethernetソリューションは、そうしたニーズに対応するもので、IEEEが開発している、TSN(Time Sensitive Networks)規格の初期要件の一部にも対応していることが実証済みだという。

今後、Deterministic Ethernetソリューションは、ADIの産業用オートメーション事業部に加わることとなるほか、Innovasicの技術チームもそのまま残り、同チームの責任者もInnovasicの共同創立者兼COOであるジョードン・ウッズ(Jordon Woods)氏が務め、拠点も従来同様ニューメキシコ州アルバカーキに置かれる予定だという。