新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)は10月27日、同社クラウド基盤「absonne」上で、データ分析統合環境「Data Veraci@absonne(ダータヴェラーチ・アット・アブソンヌ)」を提供した。

Data Veraci@absonneの利用イメージ

Data Veraciシリーズは、データ分析機能とプロジェクト管理支援機能を備えたデータ分析統合環境サービス。これまでデータ分析で培ってきたノウハウに基づき、オープンソース技術を組み合わせたライブラリ群、分析テンプレート、情報共有環境をサービス提供してきた。

今回発表した、Data Veraci@absonneは、ミッションクリティカルなシステムでの利用を目的としたマネージドクラウドサービスのabsonne上に、テンプレート化したインフラ環境を顧客企業ごとに提供する。

そのため、顧客側でインフラ基盤を準備する必要がなくなり、初期の投資コストも抑えられるほか、申し込みから1週間程度の短期間で利用が可能。さらに、1カ月からのサービス契約が可能なため、一時的な検証やスポット分析などにも利用できる。

分析ノウハウを持つデータサイエンティストが、プロジェクト立ち上げ支援から分析結果の業務活用に向けた支援まで行う、データ分析のプロフェッショナルサービスを提供する。

すでに、新日鐵住金では、Data Veraci@absonneを全社共通分析プラットフォームとして利用しており、同環境を通じて各製鉄所の生産現場で蓄積されたデータ分析技術やノウハウを結集することで、より高度なものづくりの実現を目指すとしている。