映画『君の名は。』ビジュアル

映画『君の名は。』(公開中)が、10月21日から25日まで韓国で開催されていた第18回プチョン(富川)国際アニメーション映画祭の長編コンペティション部門にて、優秀賞と観客賞を受けた。

本作は、新海誠監督の6作目。8月26日に公開され、映像美と感動的な物語が話題となり、10月24日時点で累計興収165億円を超える大ヒットを記録している。10月15日(現地時間)には、スペインの第49回シッチェス・カタロニア国際映画祭にて、アニメーション作品部門の最優秀長編作品賞にあたる「Award for Best Feature Length Film」を受賞するなど、以前から海外の評価も獲得している。

プチョン国際アニメーション映画祭は、フランス・アヌシー国際アニメーション映画祭など海外の映画祭で認められた作品が多く出品され、世界各地からの作品が集まる場として知られる。今年の長編作品には、ニュージーランド、スイス、カナダといった国々の作品がノミネート。その中で、本作は同部門初となるダブル受賞に至った。

メガホンを取った新海監督は、「2つも賞をいただきありがとうございます」と感謝。「韓国の皆さんの『君の名は。』への熱をあらためて感じる機会となりました。この度、このような賞をいただけて大変うれしく思います」と喜びを表した。

10月21日からは、海外初の劇場公開となった台湾にて、46スクリーンで上映。台北では公開週末3日間の興収ランキング1位となった。今後も、シンガポールでは11月3日、香港では11月11日、イギリスでは11月24日、韓国では2017年1月上旬に公開を予定している。

(C)2016「君の名は。」製作委員会