「ぐるぐる問答」

萩尾望都、羽海野チカらが登場する森見登美彦の対談集「ぐるぐる問答」が、本日10月27日に刊行された。

これは「夜は短し歩けよ乙女」「有頂天家族」などの作品で知られる小説家の森見と、各界の著名人による対談集。森見のデビュー以降、各雑誌に掲載された対談が一挙収録されている。登場したのは萩尾望都、羽海野チカ、うすた京介、瀧波ユカリといったマンガ家のほか、神山健治、劇団ひとり、本上まなみ、大江麻理子、綾辻行人、綿矢りさ、万城目学ら14名。10年前の森見と現在の森見が対談する小説「今昔対談」も収められた。

また本日は森見による1年半ぶりの新刊「夜行」も発売。10年前に突然姿を消した長谷川さんと学生時代に仲間だった“私たち”6人は、それぞれ旅先で出会った不思議な体験を語り出す。“私たち”は全員が岸田道生という画家の描いた「夜行」という絵に出会っていた。旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジー要素を織り込んだ新たな物語だ。