国内外のメディアアートに贈賞してきたアワード「文化庁メディア芸術祭」の20周年展「文化庁メディア芸術祭 20周年企画展―変える力」が都内4カ所で開催されている。

中でもサテライト会場のNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]では、商業作品と芸術作品を並行して生み出す気鋭の4組の作品を展示中だ。開催期間は11月6日まで、開場時間は11:00~18:00(月曜休館、入場は閉館の30分前まで)。

(C) plaplax

(C) 2016 WOW inc.

同会場で展示されているのは、最新テクノロジーを駆使したクライアントワークと並行して、自身の作品づくりに取り組み新しい方法論を示している。

第1回文化庁メディア芸術祭の大賞を受賞したインスタレーション作品『KAGE』を大型化したplaplax 近森基氏の『KAGE 2016』、全天球型モーショングラフィックス作品を、ヘッドマウントディスプレイとドーム型スクリーンを用いて展示するWOW 工藤薫氏/森脇大輔氏による新作《Tokyo Light Odyssey》は、同展で初公開となる。

(C) Rhizomatiks Research

(C) Takram

このほか、2016年9月17日~25日にロンドンで開催されたTakramによる展示「Scenes Unseen」で発表された作品の中から、7つの作品を凱旋展示するほか、真鍋大度氏率いるRhizomatiks Researchのこれまでの作品を映像資料で展示している。

なお、10月28日にはRhizomatiks Research 真鍋大度氏、Takram 緒方壽人氏ら作家が登壇するトークショーも開催される。詳細・事前申し込みは同展Webサイトにて。