ニフティは10月25日、IoTに必要な各種の機能を「ニフティクラウド」上の機能として提供する「ニフティクラウドIoTプラットフォーム」を拡充し、機械学習機能およびデータ可視化機能の試用版と「ニフティクラウド スクリプト」「ニフティクラウド IoTデバイスハブ」の正式版を提供開始した。機械学習機能とデータ可視化機能の正式版は、試用版利用者からのフィードバックを基に改良し、2017年春に提供を予定している。

ニフティクラウドIoTプラットフォームの概念図

今回、新たに提供するのは「ニフティクラウド Machine Learning」(トライアルα版)、「ニフティクラウド Data Visualizer」(β版)、「ニフティクラウド スクリプト」(正式版)、「ニフティクラウド IoTデバイスハブ」(同)の4機能。

これらにより、IoTデータの収集・蓄積・分析から分析結果に応じたタスクの自動実行まで、一連のIoTデータ利用プロセスをワンストップで実施が可能だという。Machine Learningは、高度な専門知識を持たなくても機械学習を実行できるほか、教師あり学習に対応し、データの前処理や分析モデル構築、アプリに適用するためのAPI化ができる。料金は、トライアルα版の期間中は初期費用・月額費用とも無料。正式版については未定。

また、Data Visualizerは、収集したデータをBI(ビジネス・インテリジェンス)として可視化する機能。料金は、β版の期間中は初期費用・月額費用とも無料。正式版については未定。

さらにニフティクラウドスクリプトは、ユーザーが自前のサーバを用意しなくても、コントロール・パネルからサーバー・サイド・スクリプトを設置・実行できる機能。料金はスクリプトの実行回数と処理時間に応じた月額料金であり、スクリプト実行回数については1000円(税抜)/1万回/月、スクリプト処理時間については300円(同)/ 1000秒/月。

加えて、IoTデバイスハブはIoT化したいデバイスにSDKを組み込みクラウド側で認証し、各デバイスやデバイスに紐づく個々のユーザーを管理できる機能。デバイスからオン/オフ情報や画像などのデータを収集し、制御が可能としている。料金は5台までは無料、6台以降100台までは300円(税抜)/台/月、101台以降500台までは200円(同)/台/月501台以降は100円(同)/台/月。