リンクスは10月25日、マシンビジョンソフトウェア専門企業であるドイツのMVTec Softwareが開発している画像処理ソフトウェア「HALCON13」の販売を11月1日より開始すると発表した。

HALCON13では、ディープラーニング技術の採用により文字認識性能や部分破損したバーコードなどの読み取り性能が強化され、高レベルの自動認識機能を容易に利用可能となった。また、同ソフトウェアのコアテクノロジーの1つである形状ベースマッチングの処理速度が向上し、AVX2対応のCPUによるマッチング処理速度は約1/3に短縮された。

さらに、三次元計測データの中から対象物の三次元位置姿勢を検出するサーフェスマッチング機能が進化し、箔やプレス品のような平面的な対象物でも三次元位置姿勢を簡単に計測できるようになった。このほか、模様の背景の中から欠陥を検出するテクスチャ検査機能も容易に利用可能となった。

なお、リンクスでは「HALCON13」の販売開始を記念し、12月28日までの注文に対し標準価格の25%割引で販売する。また、11月16日~18日までの3日間、名古屋、大阪、東京で開催される「LINXDays」で、同ソフトウェアが詳しく紹介される予定だ。