お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(53)が、23日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、青森県黒石市の写真コンテスト問題についてコメントした。

松本人志

この問題は、自殺した女子中学生が被写体となった写真が遺族の了承を得た上で最高賞に内定しながら取り消され、それを受けて遺族が氏名と写真を公表。市は、批判の声が殺到したため一転して取り消しを撤回した。

一連の出来事が番組内で取り上げられ、松本は「コミュニケーション不足」と指摘。内定取り消しの段階で遺族への相談がなかったことに疑問を呈し、「勝手に取りやめることがダメですね。で、言われたら『やっぱり出します』」と市の対応を批判した。

また、「それを貫いたらええんやけど、言われたから『ごめんなさい、やっぱり賞やります』」と一貫しない姿勢に嫌悪感も。「なんて自分がないんだろう」と場当たり的な判断に終始する市の実態を嘆いた。

さらに、「あとは彼女を最高賞として出して」に続いて、「最悪賞として、いじめっこの写真を載せてほしいよね」と、いじめた側へのメッセージも。「屈託なく笑っている子が……陰ではそういう気持ちを抱えている子がニッコリ笑った写真撮れるんやなと思うと本当になんか……わからんね、怖いね」と写真を思い浮かべて肩を落としていた。