JR北海道は21日、この冬から新たに運行を開始する観光列車「流氷物語号」の運転期間や運転時刻などの概要について発表した。

(画像左から)「流氷物語号」のヘッドマークとサボデザインイメージ(JR北海道提供)

「流氷物語号」については、今年9月、機関車の老朽化により昨冬で運行を終了した「流氷ノロッコ号」に代わる観光列車として投入されることが発表されていた。沿線の網走市・斜里町・小清水町の協力を得ながら、冬の流氷観光を楽しめる列車として運行される。

運転期間は2017年1月28日から2月28日までの1カ月間。全車自由席の2両編成で運行され、車体には海に浮かぶ流氷をイメージしたヘッドマークとサボを掲出する。網走~知床斜里間で1日2往復設定され、運転時刻は知床斜里行(下り)が網走駅10時56分発・知床斜里駅11時55分着(1号)、網走駅13時40分発・知床斜里駅14時36分着(3号)、網走行(上り)は知床斜里駅9時20分発・網走駅10時25分着(2号)、知床斜里駅12時10分発・網走駅13時16分着(4号)となる。

途中、北浜駅・浜小清水駅・止別駅に停車する。下り列車は北浜駅に約10分間停車。オホーツク海に一番近い北浜駅の展望台から、流氷が広がるオホーツク海や知床連山の風景が楽しめる。上り列車は浜小清水駅に約20分間停車し、駅に隣接する道の駅「はなやか小清水」で買い物できる時間が取られるという。