富士通システムズ・ウエストと四電工は10月21日、建築設備CAD「CADEWA」シリーズの新バージョンとして「FUJITSU 製造業ソリューション 建築設備CAD CADEWA Real 2017(CADEWA Real 2017)」の販売を2017年1月4日より開始すると発表した。

建築設備業界では、生産性向上を目指す施策として業界全体でBIMの活用に向けた取り組みが進んでおり、中でも標準規格である「IFCデータ」による業者間の建物データの受け渡しが重要なファクターの1つとなっている。

CADEWA Real 2017では、BIMへの対応としてIFCデータの入出力機能や3D機能、プロパティ機能を強化。また、材料集計機能や3D PDF出力機能などを追加することで、現場の業務負担軽減が図られている。同社は、3D PDFへの出力が可能となったことで、タブレット端末を用いた作業指示や打ち合わせなど、幅広いシーンで同製品が活用できるとする。

同製品のラインアップは以下の通り。価格はいずれもオープン価格となっている。

  • 建築設備CAD CADEWA Real 2017 電気:電気スタンダード版
  • 建築設備CAD CADEWA Real 2017 空調・衛生: 空調・衛生スタンダード版
  • 建築設備CAD CADEWA Real 2017 総合: 総合スタンダード版
  • 建築設備CAD CADEWA Real 2017 LT電気: 電気 平面図作成機能限定版
  • 建築設備CAD CADEWA Real 2017 LT空調・衛生: 空調・衛生 平面図作成機能限定版
  • 建築設備CAD CADEWA Real 2017 LT総合: 総合 平面図作成機能限定版