NECフィールディングは10月19日、SDN(Software Defined Networking)を利用して、セキュリティインシデント対策を実現する「SDNセキュリティ連携ソリューション」ソリューションの提供を開始した。

同ソリューションは、SDNの特長であるネットワークを制御する機能を使用し、セキュリティ製品から検知したアラートをもとに、感染したクライアント端末をネットワークから自動的に隔離・遮断することで、感染の拡大を可能な限り抑制させるもの。

サービスの特長は、顧客の規模や環境にあわせ、大規模なネットワーク構成に適したNEC Programmable Flow対応製品「UNIVERGE PFシリーズ」と、部分的に導入し徐々にスケールアップ可能なアライドテレシス Secure Enterprise SDN製品を提案。

また、周囲と隔離された仮想環境でWebトラフィックを解析し脅威を検知するファイア・アイ「FireEye NXシリーズ」、ネットワークを監視して隠れた脅威を可視化・分析するトレンドマイクロ「Deep Discovery Inspector」、クライアント上のセキュリティ違反を検知するエムオーテックス「LanScope Cat」、サイバー攻撃の検知と通信遮断を行うデル・ソフトウェア「SonicWALL NSAシリーズ」など、さまざまなセキュリティ製品と連携可能だという。

「SDNセキュリティ連携ソリューション」セキュリティインシデント サービスイメージ

セキュリティインシデント発生時のオプションとして、電話での対応支援に加え、エンジニアが現地に出向いて調査・解析する「セキュリティインシデントサポートサービス」を提供。全国約400カ所のサービス拠点からエンジニアを派遣する。首都圏に限らず、全国各地で均質なサービス提供が可能だとしている。

提供価格は、Secure Enterprise SDN とSonicWALLを連携した構成の場合で、クライアント数100台で900万円から。