KDDI、沖縄セルラーは19日、4G LTEケータイ向けの料金プランとして、月額1,500円から利用できる「スーパーカケホ」と0円から使える新データ定額サービスの追加を発表した。2016年11月9日より提供を開始する。

「スーパーカケホ」は、1回5分以内の国内通話が24時間かけ放題となるプランで、月額1,200円(誰でも割適用時)で提供する。新データ定額サービスは、0円~4,500円で料金が設定され、0円でも500KBまでのデータ通信が可能。以降は1KBあたり0.3円の課金が発生し、146.9MBの利用で上限に達する。また、月間の通信量が2.5GBとなった段階で通信速度は128kbpsに制限される。

2つのプランとISP料金(LTE NET)の300円を合わせ、月額1,500円~6,000円で音声通話とデータ通信の利用が可能となる。なお、新データ定額サービスは、既存の「カケホーダイ」(月額2,200円で時間制限なし)とも組み合わせることができる。

「スーパーカケホ」で組み合わせ可能なデータサービスは、新データ定額サービスのほか「データ定額1/3/5」となる

新データ定額サービスは「au STAR」と「au STAR ギフト」の「誰でも割更新ギフト券」(3,000円相当)の対象となるが、「au スマートバリュー」「au スマートバリューmine」「au STAR ロイヤル」は対象外となる。さらに「データチャージ」「データギフト」は利用できない。

ドコモの料金プランに対抗、両者の差は?

新料金プランは、同日にドコモが発表した「カケホーダイライトプラン(ケータイ)」と「ケータイパック」に対抗したもの。「カケホーダイライトプラン(ケータイ)」1回5分以内の国内通話が月額1,200円でかけ放題で、「スーパーカケホ」と同様のプラン。

ドコモの料金プラン

一方のデータ定額サービスは、ドコモの「ケータイパック」では、最低料金が300円(10MBまでのデータ通信が可能)、上限が4,200円(月間2GB以降は速度制限)で、ISP料金(SPモード)の300円を含め、月額1,800円~5,700円となる。

「ケータイパック」の利用イメージ

最低料金で比べるとKDDIのプランが300円安く、データ通信を上限金額まで使った場合は、逆にドコモのプランが300円安くなる(通信速度が制限される通信量は、KDDIが2.5GB、ドコモが2GB)。