エコバックスは10月13日、Wi-Fiを利用してスマートフォンから掃除の指示が可能な床用ロボット掃除機「DEEBOT R95」を発表した。11月11日の発売で価格はオープン、推定市場価格は92,000円(税別)。

DEEBOT R95

DEEBOT R95は、レーザースキャンの技術を利用したマッピング機能により、部屋の間取りを測定してマップの情報を記憶。そのうえで最も効率良く掃除できるコースを判断しながら掃除する。

1.7cmまでの段差は乗り越えられるため(モップを外した状態)、部屋の扉を開けておけば、廊下や別の部屋もまとめてマップ情報を取って自動的に掃除すべき空間と認識する。また、本体の厚みである10.2cmより広い隙間であれば、ベッドの下など家具の下にも入り込んで掃除できる。

本体に搭載するメインブラシには特殊な形状を採用。強力な吸引モーターと併用することで、フローリング、カーペット、畳などの床面を傷つけずに清掃する。後部に搭載するモップシステムは、水拭きと乾拭きを、掃き掃除と同時に行うため、拭き掃除まで効率良く完了できる。

室内のマップ情報を一度作成・記憶してしまえば、2回目以降の掃除は記憶したマップ情報に沿って規則正しく正確に、一番効率の良いルートを判断して清掃。マップ情報はスマートフォンやタブレットの専用アプリ上で確認でき、ユーザーが自分で設定する必要はない。

清掃モードとして、自動清掃、スポット清掃、エリア清掃の3つを用意。タイマーも搭載する。掃除してほしくない場所には、仮想の境界線(バーチャルボーダー)を設定する。

外出先からでも、スマートフォンから掃除を指示できる。掃除したい場所、したくない場所も、スマートフォンで設定可能

本体のWi-Fi設定によって、Wi-Fiルーターを経由して外出先からスマートフォンで操作可能だ(Wi-FiはIEEE802.11b/g/nに対応)。清掃モードの選択や、タイマーを利用したスケジュール設定のほか、清掃が完了したかのチェックも可能。自動清掃は本体のワンボタンを押下するだけなので、スマートフォンがなくても直接利用できる。

そのほか、しゃべって状況を通知する機能や、吸引口を交換してメインブラシの有無を変更できるなどといった機能も備えている。本体サイズはW354×D354×H102mm、重量は3.7kg、動作音は約56dB。バッテリー容量は2850mA/hで連続稼働時間は最大90分。ダストボックス容量は520ml。リモコンが付属する。カラーはチタンブラック。