女性が「体重を気にせずにこの料理を思いっきり食べたい」と感じた漫画は?

秋の気配がぐっと色濃くなってきた今日この頃。スーパーマーケットに足を運ぶと、サケや巨峰、梨などの秋の味覚が目立ち始めてきた。さまざまな食材が旬を迎える秋は、まさに「おいしい季節」と言えるだろう。

ただ、中にはマツタケのように、旬の食材ながら値段が高くてめったに口にできないものもある。そんなときは、漫画やアニメで気分だけでもその食材を味わいたいものだ。

そこで今回は、女性のマイナビニュース会員300名に「食欲をそそられた料理漫画とその理由」について質問してみたので、気になった回答を紹介しよう。

>>>男性編の回答はこちら

Q. これまでに読んできた漫画の中で、「体重を気にせずにこの料理を思いっきり食べたい」と思えるほど食欲をそそられた作品とその理由を教えてください(最大3つまで)

1位: 美味しんぼ(32.8%)
2位: クッキングパパ(17.5%)
3位: 孤独のグルメ(15.6%)
4位: バンビーノ(8.6%)
5位: 味いちもんめ(7.3%)

■美味しんぼ
・「長い期間連載されている作品だし、ウンチクもすごいが、よだれを垂らしているキャラを見て、食欲をそそられた」(43歳女性/教育/事務・企画・経営関連)
・「美味しんぼの食べた時の声がおいしそうだから。『おほっ』や『うほっ』など」(38歳女性/その他/その他)
・「和食がいつもおいしそうだった」(28歳女性/その他/その他)
・「山岡士朗という新聞社に勤める男性がぐーたらな性格でありながら食にはうるさく、父親である海原雄山という陶芸や絵画などに優れた美食家も妥協しない性格の持ち主であり、共に食への探究心にものすごい気迫がある。怖い感じを受けながらも、『毎回面白いな~』と思いながら見ていました」(58歳女性/医療用機器・医療関/専門サービス関連)
・「美味しんぼでいろいろ学んだ」(39歳女性/その他/その他)

■クッキングパパ
・「クッキングパパは、誰でも料理を楽しめておいしく食べられそうです」(48歳女性/その他/その他)
・「とにかく料理がおいしそうだったから。やっぱり料理を作るところは印象的です」(16歳女性/その他/その他)
・「『ホントかな』と思いながら、いつもレシピを再現する楽しみがあった」(31歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)
・「パパがいつも優しくて、どこにでもあるような食材で家でもつくれそうなものだったが、とてもおいしそうだった」(54歳女性/その他/その他)

■孤独のグルメ
・「いつでも食事のことを考えていて、食べてるときは一心不乱で幸せそうだから。『モノを食べるときはね、誰にも邪魔されず自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ』と言っていたシーンで『確かに!!』と思った」(21歳女性/その他/その他)
・「おなかがすいている時に読むと非常につらい」(34歳女性/建設・土木/事務・企画・経営関連)
・「孤独のグルメは、女性一人じゃ行けない店が多いから珍しい! 私は行っちゃえる派だけど(笑)」(45歳女性/その他/その他)
・「おなか一杯なのに食べたいという欲求が生まれてしまうほど、毎回おいしそうなシーンが多い」(47歳女性/その他金融/事務・企画・経営関連)

■バンビーノ
・「バンビーノの料理を作るシーンは毎回食欲がそそられました」(22歳女性/リース・レンタル/営業関連)
・「料理シーンの描写が食欲をそそられる」(37歳女性/その他/その他)

■味いちもんめ
・「料理だけではなく、料理人の志も扱った作品」(52歳女性/その他/その他)
・「日本料理屋で働いていたことがあるので、味いちもんめは勉強になった」(33歳女性/その他/その他)

■総評

男性編と同じく、「美味しんぼ」が1位という結果になった。1980年代から始まったこの長寿作品は和、洋、中をはじめとする幅広いジャンルの料理を紹介。何度も登場してくる「庶民の味」が読者に親近感を与える一方で、料理に関する細かな知識も学べることもあり、多くの女性の支持を得ていた。

2位には、男性編では4位だった「クッキングパパ」がランクイン。うえやまとち先生による同作品は、プロ顔負けの料理の腕を持つサラリーマン・荒岩一味が、さまざまな料理を通じて人と人を結び付けていくハートフルな作品だ。作品中にレシピが紹介されていることもあり、それを参考に料理をしたという女性も少なくなかった。

3位に入ったのは「孤独のグルメ」。食事に対するこだわりや独自の哲学を持った主人公・井之頭五郎が、ひたすらにご飯を食べるという同作品の最大の魅力は、そのおいしそうな食べっぷりにあるといっていいだろう。「空腹時に読むのはつらい」といった趣旨のコメントが散見された。また、実際の店舗が作品中に紹介されている点も好評だった。

4位の「バンビーノ」は松本潤さん、5位の「味いちもんめ」は中居正広さんがそれぞれドラマ版で主演を務めており、ドラマでも見たという女性もいた。なお、6位以下は「花のズボラ飯」(6.6%)、「ミスター味っ子」(6.3%)、「信長のシェフ」(5.0%)などがランクインしていた。

秋グルメを満喫する分にはいいかもしれないが、ダイエット中にこれらの作品を読むのは禁忌だと肝に銘じておこう。

※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2016年9月6日~9月7日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート