ソフトバンクとWireless City Planningは10月12日、LTEの次世代高速通信規格「LTE-Advanced」の技術である「256QAM」を活用し、下り最大350Mbpsの通信速度を実現すると発表した。11月に発売される「Xperia XZ」のほか、既発売の「AQUOS Xx3」もソフトウェア更新によって対応する。

Xperia XZ

AQUOS Xx3

256QAMは、無線通信における変調方式のひとつで、一度に運べる情報量を従来の約1.3倍にする技術。これまでは「64QAM」の6ビットでデータ通信していたところを、「256QAM」の8ビットに変更することで、より効率的なデータ通信が可能になる。

「SoftBank 4G LTE」においては、キャリアアグリゲーションなどの技術で実現していた下り最大262.5Mbpsの通信速度が、350Mbpsに高速化する。また「SoftBank 4G」では、4×4 MIMOとの組み合わせにより、11月発売予定の「Xperia XZ」における最大速度が、下り最大175Mbpsから234Mbpsとなる。