東京ガスとソフトバンクは10月11日、2016年10月から、低消費電力LTE通信端末を活用した東京ガスのガスの消し忘れ見守りサービスに関する共同実証実験を開始すると発表した。

実証実験のイメージ

ガススマートメーター用通信規格Uバスを搭載した低消費電力LTE通信端末を使った実証実験は、日本で初めてだという。

低消費電力LTE通信端末とは、3GPPが定める通信速度などに関する標準化規格「カテゴリー1」に準拠し、ソフトバンクのLTEネットワーク側が無線通信に関する最新の標準化規格「リリース13」に対応することにより、電池駆動で10年以上稼働することが可能となる端末。

低消費電力LTE通信端末

実証実験では、東京ガスが通信成功率や通信所要時間等の確認を行うことで、ガスの消し忘れなどを遠隔から止めるガスの消し忘れ見守りサービス「マイツーホー」での利用における性能・有効性を検証する。ソフトバンクは、電池駆動で10年以上稼動できる低消費電力LTE通信端末の実用化に向け、技術や運用面での課題抽出を行う。

対象地域は、東京都内の約500戸で、期間は2016年10月から2017年3月までの約6カ月間。