伊藤忠商事、ベルシステム24ホールディングス(ベルシステム24)、NTTデータの3社は10月7日、AI(人工知能)技術を活用したWeb接客サービスを提供する空色の第三者割当による株式を取得し、AI技術を活用したBPO事業の拡大に向けた資本業務提携を行うことに合意した。

OK SKYを活用した顧客対応イメージ

空色は現在、EC事業者、主にアパレル業界向けに対話型チャットシステムを利用したWeb接客サービス「OK SKY」を提供している。同サービスでは、顧客からの問い合わせに対し、1次対応は自動でAIが行い、購買意思決定時には商品に精通したオペレーターに引き継ぐことで、きめ細かく対応できるシステムを提供している。これにより、Web上での購入率を向上させるだけでなく、Webへの集客数の向上や実店舗への送客を実現する。

今回出資した3社は、国内外における各社のネットワークを活用し、空色が提供する「OK SKY」の販売拡大を目的とした業務提携を開始する。ベルシステム24は、保有するコンタクトセンター内に「OK SKY」を導入し、同社内に蓄積された業種ごとのオペレーション力と人材育成ノウハウに、空色の持つセールスプロセス設計力を融合し、幅広い業界でのセールス業務受託の拡大を進めていくという。

NTTデータは、同社の展開するオムニチャネル基盤のうち、対話型コマース分野へ「OK SKY」を組み合わせ、顧客への販売拡大を目指すとともに、NTTグループのAI関連技術との連携など技術面での強化も進めるとしている。

伊藤忠商事は海外ネットワークを活用したアジア地域への展開を進め、Web接客が浸透する中国を中心とするアジア市場で「OK SKY」を販売し、Web接客の自動化を進めていく方針。

3社は、ITと親和性の高いBPO分野を注力分野の1つとして位置づけており、決済との連携などによる先進的なビジネスモデルやAI技術で新しいBPO分野を創造する企業との業務提携を通じ、BPO事業領域を今後も拡大していくという。