三菱地所および東京藝術大学は10月18日~23日までの期間、「藝大アーツ イン 丸の内 2016」を東京都千代田区・丸ビルにて開催。次代を担う新鋭のアーティストを支援するとともに、東京・丸の内を訪れた人々に気軽に芸術を楽しんでもらう場を提供する。

「バベルの塔」をモチーフにした「巨大プロジェクション」を実施

10年目を迎える今回は、「INNOVATION」をテーマに"見て、聴いて、食べて楽しむ"体感型の各種アートイベントを実施。丸ビル1階マルキューブや7階丸ビルホールでは、「三菱地所賞」美術部門受賞者の立体作品を展示するほか、音楽部門受賞者によるピアノや弦楽などのリサイタルを行う。

過去の開催の様子

加えて、国内外で活躍中のファッションデザイナー舘鼻則孝氏を始め、東京藝術大学准教授の箭内道彦氏や同客員教授の秋元康氏、隈研吾氏、特任教授の平田オリザ氏など、さまざまなジャンルで活躍するOBアーティストや藝大現役教員をゲストに迎え、現役藝大生との「イノベーショントーク」を行うほか、育児と芸術の関わりを追求する「母学」会議を実施。胎児が育っていく様子を体感できるような音楽も発表する。

箭内道彦准教授

隈研吾客員教授

秋元康客員教授

須賀洋介シェフ

また、3階回廊のガラス面をスクリーンに見立て、世紀の傑作「バベルの塔」をモチーフにした「巨大プロジェクション」を実施。10月18日には、丸ビル1階マルキューブでの千住明特任教授の指揮による学生の生演奏とともに観覧できる。東京藝術大学COI拠点による芸術と科学技術を融合させた新しい芸術表現を楽しめる機会となる。

さらに、丸ビル1階「Marunouchi Cafe × WIRED CAFE」では期間限定「GEIDAI カフェ」をオープン。フランス料理界の巨匠 ジョエル・ロブション氏の右腕として世界各国で活躍していた「SUGALABO Inc.」須賀洋介シェフが、本イベントとコラボレーションしたオリジナルメニューを考案。テーマカラーである"群青"を取り入れ、見た目にもアートを感じられるメニューを提供するという。

開催日時は10月18日~23日11時~21時、最終日は20時まで。場所は丸ビル1階マルキューブ、3階回廊、7階丸ビルホール、1階「Marunouchi Cafe × WIRED CAFE」。なお、初日の10月18日は、12時よりバグパイプと金管アンサンブルによる演奏に続き、開催宣言とオープニングトーク、澤学長によるオープニングコンサート(バイオリン)を実施する。