Microchip Technologyは、産業機器や車載機器などの電流と電圧をそれぞれ独立した制御ループで調整し、温度を監視できるマイコン内蔵アナログ電源(DEPA)コントローラ製品「MCP19124/5」を発表した。

これらの製品はさまざまな電池材料に合わせて充電アルゴリズムを設定でき、セルバランシングおよびスーパーキャパシタ充電機能も備えた1チップバッテリ充電ソリューションで、電圧、電流、温度、経過時間に基づいて充電プロファイルの状態遷移をトリガできるため、ユーザが独自の充電方法を開発して実装する事もできる。また、高精度な電圧または電流調整を必要とするDC/DC変換回路全般に適しており、フライバック、昇圧、SEPIC、Cuk回路方式をサポートしている。

なお、MCP19124-E/MJおよびMCP19124T-E/MJは4mm角のQFNパッケージにて、MCP19125-E/MQおよびMCP19125T-E/MQ,は5mm角のQFNパッケージにて、それぞれサンプル出荷ならびに量産出荷を開始しているが、MCP19124T-E/MJおよびMCP19125T-E/MQのサンプル品については、テープ&リールでの供給は行われていないという。

DEPAコントローラ「MCP19125」のチップ外観と適用分野のイメージ

MCP19125の機能ブロック図