freeeは10月6日、同社が運営する「クラウド会計ソフト freee」において、経費精算機能を10月下旬より、リニューアルすると発表した。

経費精算機能の画面

今回のリニューアルは、改正電子帳簿保存法の平成28年度スキャナ保存要件緩和に対応するもの。2017年1月1日よりスマートフォン・デジタルカメラで撮影された証憑の電子保存が認められ、領収書やレシートなど原本の提出が不要となる。

これに伴い、2016年内にfreeeのモバイルアプリを含めたすべてのサービスで同緩和に対応するほか、電子帳簿保存申請のためのテンプレートも公開する。また、経費精算状況が一瞥できるTODOリスト型のユーザーインタフェースを採用したほか、承認経路を5段階まで設定できるようになった。

今後、承認者を「マネージャー」などの役職で設定可能になるほか、OCRによる、領収書・レシートの入力補助、平成28年度改正電子帳簿保存のスキャナ保存要件などの機能を追加予定。2017年1月以降は、証憑として領収書やレシートの原本の提出が不要となるため、スマートフォンのみで完結する経費精算を実現できるとしている。