ランサーズは、クラウドソーシングによって個人の3Dデザイン技術を活用するものづくりプラットフォーム「クラウド3Dメーカー」にて、本田技研工業が開発した超小型EV「MC-β(エム シー ベータ)」の車体デザインを行った。

今回制作された「MC-β」の車体

今回の取り組みでは、外部の集合知を生かすことで、従来にはない新しい車体デザインをすることを目的に「3Dクラウド・メーカー」のオープンイノベーションを活用した「MC-β」の車体デザインキャンペーンを実施。同社によれば、フリーランスのデザイナーが「MC-β」のデザインを制作したのはこれが初めてとなるという。

このキャンペーンでは「サーファー向けの車」、「人が集まるような車」という2つのコンセプトを設定し、それぞれのコンセプトに沿ったカスタマイズを車体に施す想定で、10名のフリーランスがデザインコンセプトから3DCG制作までを行った。

なお、今回デザインされた車体は、10月7日まで開催されている「CEATEC JAPAN 2016」のHondaブースにて展示されている。

「3Dクラウド・メーカー」は、同社とカブクが運営するものづくりプラットフォーム。クラウドソーシング「ランサーズ」に登録している3Dデザインが可能なデザイナー4,000人が商品アイデアを3Dデータ化し、カブクが保有する30カ国以上・数百工場におよぶデジタル工場ネットワークを使って製造するフローをとっている。