厚生労働省は10月4日、「高齢社会に関する意識調査」の結果を公表した。調査は2月24日~29日、40歳以上の男女3,000人を対象にインターネットで行われた。

高齢期の一人暮らしへの不安

何歳から高齢者になると思うか訪ねたところ、「70歳以上」(41.1%)が最も多く、「65歳以上」(20.2%)、「75歳以上」(16.0%)と続く。

老後の不安については「健康上の問題」(73.6%)、「経済上の問題」(60.9%)が上位に。年齢別にみると、年齢が低いほど「経済上の問題」「住まい・生活上の問題」、年齢が高いほど「生きがいの問題」をあげる割合が高かった。

高齢期の一人暮らしについては、「大いに不安」(39.9%)、「やや不安」(41.8%)と8割以上が不安を感じていた。年齢別にみると、年齢が低いほど「大いに不安」の割合が高い。その理由は「病気になったときのこと」(79.7%)、「寝たきりや身体が不自由になり、介護が必要になったときのこと」(79.1%)、「買い物などの日常生活のこと」(43.5%)が多かった。

一人暮らしをする場合に受けたいサービスについては、「通院、買い物等の外出の手伝い」(51.1%)、「洗濯や食事の準備などの日常的な家事支援」(37.5%)といった生活支援、「急病などの緊急時の手助け」(37.8%)が上位だった。