福井県鯖江市に本社を置くニッセイは、10月3日~5日に東京ビッグサイトで開催されている「第26回 国際メガネ展(IOFT2016)」に顔認識ツールなどによる顔検出を防ぐアイウェア「PrivacyVisor」の新製品を出展している。

同製品は画像の中から顔の明暗の特徴を識別することで顔の位置を検出する顔検出に対し、顔の明暗の特徴を変化させることで顔検出を失敗させることができる。第1弾製品は2016年5月に商品化され、国立情報学研究所の越前功 教授が開発した技術が採用されている。

5月に発売された第1弾製品

IOFT2016で初披露となった第2弾製品ではレンズをミラーレンズ化し、「見えにくい」「着用すると目立つ」など従来製品の課題を解消。同社によればサングラスとしても着用可能だという。価格は3万6000円。

初披露となった「PrivacyVisor」の新製品

今後は、価格を1万円程度まで抑えた樹脂製「PrivacyVisor」の開発に取り組んでいくという。