お笑いコンビ・ライスの田所仁(33)と関町知弘(33)が、2日にTBS系列で生放送された『キングオブコント2016』決勝で見事優勝を果たした。直後に行われた会見で、コンビ名に込めた思いや今後の活動目標などを語った。

『キングオブコント2016』で優勝したライスの田所仁(左)と関町知弘

今年初のテレビ出演となったこの決勝でキングの栄冠に輝いた2人。会見で関本は「うれしいです。夢の国にいるようなふわふわした気持ち。感無量です」と喜び、田所は「優勝した瞬間は実感湧かなかったんですが、2人でこの格好をして少しずつ実感が湧いてきました」と心境を伝えた。

ライスというコンビ名は、2003年の結成当時から1回も変えてない名前だという。「決めるときにお互い何個か持ってきて、ライスが一番いいと。日本人で嫌いな人はいない」(関本)、「イメージ的に絶対悪くならないだろうと」(田所)と説明。「こんなにネット社会になると思わなくて、ライスが出てこない。そこだけ失敗した」(関本)、「ライス国務長官とか、つわものぞろい。僕らなんて出てこない」(田所)という弱点も打ち明け、笑いを誘った。

出演したいテレビ番組を聞かれると、2人とも「ネタ番組に出たい」と意欲。関本は「バラエティ番組に僕らが通用するかどうか興味がある。ここからちょこちょこ出ていけたら」と加えた。さらに、田所が「ライスだからグルメレポート!『ライスおかわり!』的なことを言って」と名前を生かした活動に興味を示すと、関本も「グルメ系とかいいな。お米のCMとか」と野望を語った。

賞金1,000万円の使い道については、関本は「庭が無駄に広いので、家庭菜園を作りたい。お米でも育てようかな」と答え、田所は「相方の息子に死ぬほどおもちゃを買ってあげたい」と告白。関本は2012年10月に結婚し、2013年3月に長男、2015年6月に長女が誕生し、独身の田所は関本の長男にメロメロなのだという。「俺のことをパパと呼ぶように」と田所が話すと、関本は「それだけは阻止したい」と突っ込んだ。

今年で9回目となった『キングオブコント』は、プロアマ問わずコント日本一を決めるコンテスト。決勝戦には、2,510組のエントリーの中から勝ち抜いてきた10組が出場し、昨年同様、ダウンタウンの松本人志、さまぁ~ず、バナナマンの5人が審査員を務めた。ひとりあたり持ち点100点、計500点満点で採点し、上位5組がファーストステージからファイナルステージに進出し、2ネタ目を披露。合計得点の最も高かったライスが、キングの栄冠と優勝賞金1,000万円を獲得した。

決勝戦の得点、順位は『キングオブコント2016』ライスが優勝! 初決勝で9代目王者に