手塚プロダクションによる初音ミクのイラスト。

手塚プロダクションが、11月11日と12日に東京・Bunkamuraオーチャードホールにて上演される「冨田勲 追悼特別公演 冨田勲×初音ミク『ドクター・コッペリウス』」に初音ミクのイラストを描き下ろした。

5月に亡くなった音楽家・冨田勲が、晩年の5年間に残した作品をメインに構成される同公演。冨田は「ジャングル大帝」「リボンの騎士」など手塚治虫によるアニメ作品の楽曲を多く手がけ、2012年にはボーカロイド・初音ミクを用いた楽曲「イーハトーヴ交響曲」を発表している。

手塚治虫タッチで描かれた初音ミクのイラストは、手塚プロダクションと初音ミクを開発したクリプトン・フューチャー・メディアのタッグにより、冨田へ哀悼と敬意を込めて制作されたもの。同イラストはグッズ化され、イベント会場にて販売を予定している。

さらに11月9日には、冨田による手塚アニメの楽曲を集めたCDボックスが発売に。CDには当時のフィルムに使用されたオリジナル音源が収められる。なお来年2017年は冨田の生誕85年、手塚の生誕90年、初音ミクのソフトウェアが発売されてから10周年とのことなので、それぞれの展開に期待しよう。

冨田勲 追悼特別公演 冨田勲×初音ミク『ドクター・コッペリウス』

日時:2016年11月11日(金)19:00~、11月12日(土)13:30~ / 18:00~
会場:Bunkamuraオーチャードホール