京浜急行電鉄は10月1~7日、パナソニックが開発を進めるメガホン型多言語翻訳機「メガホンヤク」の実証実験を羽田空港国際線ターミナル駅構内で実施する。首都圏の鉄道駅では初めての試験導入となる。

ガホン型多言語翻訳機「メガホンヤク」使用イメージ

「メガホンヤク」は、施設内や雑踏などでの案内・誘導などを目的に開発された翻訳機。マイク部分に向かって日本語で話すと、その内容を複数の外国語(英語・中国語・韓国語)に翻訳してメガホンとして拡声する。業務で頻繁に使用する文章をあらかじめ登録すれば高精度な音声翻訳が可能で、案内したい内容をボタンで選択して流すこともできるという。通常のメガホンとして使用することもできる。

今回の実証実験は、災害発生時などに羽田空港や駅にいる外国人に向けて案内・誘導を行う上で、メガホン型多言語翻訳機に有用性があるかどうかを検証するのが目的。実験の結果を踏まえて、羽田空港国際線ターミナル駅への正式導入を検討するという。