リスクモンスターは9月30日、第3回「100年後も生き残ると思う日本企業」調査結果を発表した。調査は4月23日~24日、20~59歳の有職者男女、60~69歳の男女を対象に1,000の有効回答を集めた。調査対象企業は、年間売上2,500億円以上、従業員数5,000人以上の企業200社を抽出した。

第3回「100年後も生き残ると思う日本企業」ランキング

「100年後も生き残ると思う日本企業」アンケートのランキング1位は、「トヨタ自動車」(36.4%)に。次いで「本田技研工業(ホンダ)」が2位(同14.2%)、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」が3位(同13.5%)となり、以下「東海旅客鉄道(JR東海)」(同12.4%)、「日清食品」(同12.3%)、「日産自動車」(同11.6%)、「味の素」(同11.0%)と続いた。

業種では、自動車製造業3社(トヨタ自動車、本田技研工業(ホンダ)、日産自動車)、電気機器製造業4社(パナソニック、日立製作所、ソニー、キヤノン)、飲食料品製造業6社(日清食品、味の素、キッコーマン、サントリー、キユーピー、明治)など、製造業がトップ20のうち13社を占めた。また、製造業以外では、鉄道業の3社(東日本旅客鉄道(JR東日本)、東海旅客鉄道(JR東海)、西日本旅客鉄道(JR西日本))、運送業2社(ヤマト運輸、全日本空輸(ANA))がランクイン。上位4位までに自動車製造業および鉄道業が独占している。

2015年7月発表の第2回「100年後も生き残ると思う日本企業」アンケートの結果と比較したところ、上位4社「トヨタ自動車」と「本田技研工業(ホンダ)」、「東日本旅客鉄道(JR東日本)」、「東海旅客鉄道(JR東海)」に変化はなく、「日清食品」(前回20位→今回5位)、「味の素」(前回11位→今回7位)、「キッコーマン」(前回18位→今回9位)など9社が順位を上げた一方で、「パナソニック」(前回5位→今回8位)、「西日本旅客鉄道(JR西日本)」(前回8位→今回9位)、「日立製作所」(前回7位→今回12位)の6社はそれぞれ順位を下げた結果となった。

「100年後も生き残ると思う日本企業」ランキングの2015年との比較

「日清食品」(前回20位→今回5位)、「キッコーマン」(前回18位→今回9位)、「明治」(前回38位→今回19位)の飲食料品製造業3社についてはそれぞれ大幅にランクアップ。なお、2016年5月に発表した第4回「世界に誇れる日本企業アンケート」においても「日清食品」は大幅なランクアップとなっていた。

今回のランキング上位20社について、創業年数を調査したところ、平均業歴は87年となり、全ての企業が、業歴60年を超える老舗企業となった。