楽天の子会社であるRakuten Kobo Inc.(Kobo)は9月29日、台湾向けに電子書籍ストア(樂天Kobo電子書商店)を開設したと発表した。これにより、中国語(繁体字)の作品や外国語作品の翻訳を含む数千のコンテンツが、台湾内外で読めるようになる。

樂天Kobo電子書商店 Webサイト

Koboが運営する台湾向けの電子書籍ストアは、現地の専任チームにより管理され、台湾の人気作家による小説やビジネス書、雑誌、旅行ガイドなど、中国語で人気の数千タイトルの豊富なラインナップを提供。

また、Kobo社は、iOSおよびAndroid OS搭載のスマートフォンやタブレット端末で利用できる電子書籍リーダーアプリの中国語版も開発し、同日、提供を開始。台湾の読書好きなユーザーは、中国語のコンテンツだけでなく、Kobo社が提携する世界の様々な出版社が刊行する数百万タイトルの外国語コンテンツも、手持ちのスマートフォンやタブレットで楽しむことができる。

Kobo社は台湾において、大手出版社である城邦出版集團や遠流出版公司、讀書共和國、圓神出版集團、時報出版などと提携し、各社が提供するコンテンツを取り扱う。台湾外のKoboのサービス利用者は、Koboのグローバルストアを通じて、様々なジャンルの中国語コンテンツにアクセスできる。