ローランド ディー.ジー.(ローランドDG)は9月28日、3次元切削加工機の新製品「MODELA MDX-50(MDX-50)」を10月5日に発売すると発表した。

MDX-50は、2009年発売の「MODELA MDX-40A(MDX-40A)」の上位モデルに位置づけられる製品で、ワークエリアは400(X) × 305(Y) × 135(Z)mmとMDX-40Aに比べ1.6倍に拡大。また、回転軸ユニット使用時のワークエリアも380 × ϕ120mmと1.4倍に拡大した。本体サイズは760(幅) × 900(奥行) × 732(高さ)mm。

初心者向けとしては、加工状況を確認しながらスピンドルの回転数や加工速度を制御できる操作パネルを本体前面に設置。パソコン上の操作パネル「VPanel」は、加工完了やエラー発生をメールで通知する機能や、工具の仕様時間や交換時間を把握できる機能を新たに搭載し、ユーザビリティを大幅に向上させた。さらに、標準付属のCAMソフトウェア「SRP Player」は、5ステップの対話形式で加工条件を設定でき、はじめてでも簡単に加工データを作成できるとする。

価格(税別)は本体が128万円で、オプションの回転軸ユニットが29万8000円。ローランドDGは国内外において1年間で500台の販売を目指すとしている。