米Workdayは9月27日(現地時間)、単一システム内で財務計画と要員計画を統合した計画/予算/予測アプリケーション「Workdayプランニング」の提供を開始した。既に、CityMD、City of Orlando、Netflixなど、50社以上の企業が同製品の採用を決定しているという。

同社によると、一般的な企業では、財務計画と要員計画は分離されており、データは複数のシステムやサイロ化されたスプレッドシートに格納されているため、財務や人事などの事業部門リーダーは、分析やビジネス成果の推進よりも、データの完全性を確保するために、かなりの時間を手作業での計算に費やしているという。

今回の製品は、同社の財務計画アプリケーションの「Workdayファイナンシャル マネジメント」と要員計画アプリケーションの「Workdayヒューマン キャピタル マネジメント」を統合することで、こういった課題への対応を狙ったものだ。

同製品では、月/四半期/年ごとに財務および人財計画の構造を定義し、計画策定機能を使用して、システム内の履歴やリアルタイムの財務/人事データを活用することで、基本計画を策定できる。また、社内のプランニングチームは、Workdayのセキュアなエンタープライズ環境内で使い慣れた、機能的なスプレッドシートを利用できるワークシートにより、トランザクションデータをライブで活用してモデルやシナリオを生成し、主要なステークホルダーと連携しながら予算、予測、人員計画を練り直し、確定できる。

計画を実行する中で、企業は分析とビジュアライゼーション機能をビルトインしたリアルタイムの財務・経営レポーティング機能を活用し、ドリルダウンすることで、進捗状況を追跡し、ビジネスや市場に変化あれば予算や予測を調整できる。

Workdayプランニングの特長