ぐるなびと東京工業大学(東工大)は9月28日、発酵食品に影響を与える乳酸菌や麹菌について調査し食のブランディングを実現することをテーマとした「ぐるなび食の価値創成 共同研究講座」を開設し、10月より本格始動することを発表した。

設置期間は2016年6月から2019年5月までの3年間。研究費用は全額ぐるなびから提供される。

同研究では、味噌・漬物・日本酒などの発酵食品に影響を与える乳酸菌や麹菌に着目し調査を実施。調査した発酵食品に関する微生物ゲノム情報、食品機能性、栄養性、文化的背景などの多次元情報を蓄積し発酵食品のデータベース化を目指す。

また、地方自治体や飲食店・生産者などのぐるなびのネットワークを活用し、各地方での調査研究を進め、現地の食に新たな価値を発見することで、伝統食や地域をブランドアップすることを目指していく。

初年度は、地域の風土や伝統に根ざした発酵食品から健康効果や消費者需要を勘案した分析対象の選定を行うという。

研究のステップ