OPPO Digital Japanは9月27日、DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ「HA-2SE」を発表。同日より、予約受付を開始した。発売は9月30日。価格はオープンで、直販価格は39,960円(税込)。

HA-2SE

HA-2SEは、2015年2月にリリースした「HA-2」に続く、DAC内蔵のポータブルヘッドホンアンプ第2弾。

従来機からDACチップを変更し、ESSテクノロジー最新世代の「ES9028Q2M」を採用。ハイレゾファイルはHA-2と同様、384kHz/32bitまでのPCMや11.2MHzまでのDSDに対応するが、従来からダイナミックレンジなどが向上している。また、音量調整にもDACチップ内蔵のデジタルボリュームを使用している。

内部構造

新開発のヘッドホンアンプ部は、ICとディスクリート部品で構成したAB級。ノイズレベルを従来の約1/2に抑えたほか、より低歪でフラットな特性を実現している。対応ヘッドホンインピーダンスは16Ω~300Ω。High/Lowのゲイン調節機能を搭載しており、インピーダンスの高いヘッドホンから、高感度なカスタムIEMまで幅広く組み合わせられる。

入力端子は、3.5mmアナログ×1、USB TypeA×1を装備。USB経由ではiOS端末、Android端末、PCとの接続に対応。iOS端末とはカメラコネクションキットなしで接続できる。出力は、ヘッドホン×1、ライン×1を装備する(いずれも3.5mm)。ヘッドホン出力には、左右チャンネルのGNDをそれぞれ分離しセパレーションを向上させる「GNDセパレート設計」を採用している。

バッテリー容量は3,000mAhで、アナログ入力時に約13時間、USBデジタル入力時に約7時間の連続再生が可能。充電時間は約1時間30分だが、約30分で容量の約70%をチャージする「ラピッド・チャージ」も採用している。サイズはW68×D12×H137mmで、質量は175g。