Microsoftは26日(以下すべて現地時間)米アトランタで同日から30日まで開催中の「Microsoft Ignite」で、Adobe SystemsとMicrosoft Azureを基盤とした業務提携を発表した。同じ内容は公式ブログで確認できる。

Microsoft CEOのSatya Nadella氏(左)と、Adobe CEOのShantanu Narayen氏(右)

既にAdobe Systemsは「Adobe Creative Cloud」「Adobe Marketing Cloud」などから取得したデータをMicrosoft Azure上で分析し、四半期で発生した2,300億のトランザクションをPower BIで分析している。Adobe CEOのShantanu Narayen氏は「提供するデータモデルを統一化することで、顧客は幅広い利用シーンで活用できる」と述べた。

今回の協業により、Adobe SystemsはAdobe Marketing CloudやAdobe Creative Cloud、Adobe Document CloudをMicrosoft Azureをクラウドプラットフォームとして活用。MicrosoftのSQL ServerやCortanaインテリジェンススイートを使った機械学習や認知機能を用いて、グローバルクラウドとインテリジェンスサービス向けの強力なデータプラットフォームを構築していく。Microsoftは今回の協業により、洞察力と予測のためのデータ活用やビジネスチャンスを両社共通の顧客に提供可能になると説明した。

阿久津良和(Cactus)